皮膚科医 Ousei です!
簡単に今に至るまでの活動を書きます!
~研修医2年目~
私は皮膚科医として働く傍ら、
医療従事者限定交流会【Ousei’s Night】
医療従事者限定プラットフォーム【Ousei‘s】
を主催しております。
「医療従事者に医局以外の居場所を!」
という想いで研修医2年目から活動を始めた【Ousei‘s Night】について書きます。
Ousei‘s Night
毎回約100名以上の医師らが参加
医療従事者限定交流会【Ousei‘sNight】には
毎回約100名の医師など医療従事者(医師が約70名)に
お集まりいただいております。
【Ousei‘s Night】は2. 5. 8. 11月の第 3土曜日に定期的に開催しております。現在、レストランやクラブを貸し切っておりますが、将来的にはホテルでの開催を検討しております。
総動員数1100人超え
2023年度の立ち上げ以来、
総動員数は1100名を超え、【Ousei‘s】会員数は約500人を超えました。
参加者は、医師が7-8割を占めますが、歯科医師、看護師、薬剤師などの多職種や医療系学生まで幅広くご参加いただいております。
年代は20-30代が多いですが、最近は開業医の先生方や助教・准教授クラスの先生方にも出席いただいております。
完全紹介制
医療従事者の方々が気楽に参加でき、アットホームな雰囲気の中で激務の疲れを癒せるようなリトリートの場となってほしい。
そんな想いから「完全紹介制」を採用しております。紹介の確認に手間暇をかけるからこそ実現できる唯一無二の場を提供して参ります。
- 「医療従事者限定なので初めて会う人とも気楽に話せた。共通の話題も多くて話題に事欠かなかった!」
- 「完全紹介制なので品が良く女性医師でも参加しやすかった!」
そんな声を多くいただいております。
また、病院やクリニック間の交流や、学生や研修医の方々には進路相談の場としてもご活用いただいております。
始めたきっかけ
「なぜこのような交流会や団体を立ち上げたか」について書きます。
研修医として実際に医療現場に立ち、
【医療職の激務さ】
【医療業界の閉鎖性】
を痛感いたしました。
医療職の激務さ
(昨今の「医師の働き方改革」でかなり改善されているとは思います。)
医療という性質上、仕方ない部分も多いのですが
夜間休日を問わない呼び出し、残業時間の多さ、夜勤や休日出勤。医学生の頃には見えない医療のバックヤードが見えました。
医療業界の閉鎖性
忙しさに相まって、平日・休日を問わない出勤形態は医療従事者から社会参加の機会を減らします。
職種を問わず、医療従事者は平日・休日を問わないシフト制が多く、勤務が忙しい事に加えて、一般の方々と休日を合わせて旅行や飲み会、デートなども難しくなります。
(看護師の方々は特にシフト制の病院が多く、看護師同士でシフトを合わせ遊ぶ傾向になり、なかなか外部の知り合いが出来ない、という相談をよく受けます。)
また、病院間を超えた交流は無く、職種や年代を超えた交流もありません。そして、1番驚いた事は、医師同士で専門科を超えた交流もほとんど無い事でした!
一般論として「社会に出るとコミュニティが狭まる。」とは思いますが、医療従事者が色濃く影響を受けていると思います。
誰が医療者を救うんだ?
医学生は社会人ほど就活トが重くないため、6年生まで【ザ・学生】である事が多いです。
だからこそ、大きくギャップを感じた節もあると思いますが、
「医療現場には疲れている顔をしている人が多い。」
と思いました。
私自身も忙しい科のローテーションの時や勤務が忙しく寝れなかった夜勤の明けとかは恐らく疲れていた顔をしていたと思います。
(後は、筋トレの大会に向けた減量期も。笑)
ふと思いました。
「患者さんは医療者が救うけど、医療者は誰が救うんだろう??」
働き方改革など国の政策、医師会の取り組み、各病院での自助努力により昔に比べて医師をはじめとした医療従事者の労働環境はかなり改善つつあります。しかし、実際に改善されるのは遠い未来でしょう。
「何か自分に出来る事はないだろうか??」
研修医になって以降、ずっと考えておりました。
大人気タイ料理屋
私が勤務する静岡県の片田舎に大繁盛しているタイ料理屋があります。毎夜毎夜、医療従事者が集い語り笑って激務の疲れを癒しながら、年齢や職種を超えて交流を深め合っています。
医師、看護師、コメディカルの間では
「今日も誰かいるかもしれないからタイ料理屋や行ってみない??」
「今回ってるローテーションの先輩と前にタイ料理屋で会って飲んだから凄い回りやすかった!」
「〇〇先生怖いと思ったけど、タイ料理屋で会って話したらすごい気さくだった!」
そんな会話が絶えません。
「そこに行けば誰かに会える。仲間がいる。」
タイ料理屋さんはそんな場所になっておりました!
そして、
今自分に出来る事はこれだ!!
と思いました。
「そこに行けば誰かに会える。仲間がいる。」
そんな医療従事者の集いの場を都内でも提供したいと企画したのが「Ousei’s Night」です。
素敵な仲間や友人達に恵まれて、多くの人の手を借りながら、毎回約100人を超える医療者従事者の交流会を開催できております。
以前の記事にも書きましたが、【医学生700人を学生時代に集めた】経験も今に活きているかと思いますが、やはり一番は「周りに素敵な友人を多く持てている事」だと思います。
いつもサポートありがとう!自分の夢への理解をありがとう!
医療従事者同士で気楽に語り、笑い合って、回を追うごとに仲間が増える。
しばし現実から離れた世界に身を置き、癒され激務に向かう活力が沸く。
そんな一助となればなと思っております。
そして職種や年齢を超えた交流から業種間の隔たりを取り除き、チーム医療の礎を築く。医師間や医師・歯科医師間の連携のみならず全ての医療職の間での連携を高め、日本の医療水準を高めたいと願っております。
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